そろそろおせち料理を作る時期になりましたね。黒豆は、「まめ」に働く、「まめ」に暮らすという願いが込められています。なので黒豆は家族みんなで食べたい食材です。
黒豆を作ろうと思っているけど、お正月に美味しく食べるにはいつ頃作ったらいいのかな。と悩んでいませんか。
そうですよね。わたしも黒豆が大好きです。だけど、早く作ってしまうと、お正月に黒豆が傷んでいないか心配になります。
去年までは黒豆を作るタイミングで悩んでいましたが、この方法を使って、家族にも安心しておいしい黒豆を食べてもらいましたよ。
この記事では、黒豆を作るベストタイミングをご紹介します。黒豆アレンジレシピもご紹介します。是非試してみてください。
ズバリ、おせちの黒豆は作るベストタイミングは?
黒豆、煮しめなどの煮物は冷蔵庫で4,5日保存がききます。正月3日までおいしく食べたいなら、逆算すると・・・ズバリ、黒豆を作るベストタイミングは12月29日です。
黒豆は、乾燥した状態から戻す工程があります。12月28日に水に黒豆を浸けて、12月29日に煮るのが良いでしょう。
ベストタイミングで作るときの注意点とは?
冷蔵庫で4,5日保存出来るようにするには、いくつか注意することがあります。
容器を消毒する
おいしい黒豆は、雑菌も大好きです。容器をしっかり消毒しておきましょう。
容器のふたも忘れずに消毒してくださいね。私はアルコール消毒スプレーを使っています。すぐ乾くので手軽に消毒できます。
荒熱が取れたら、すぐ冷蔵庫に入れる
黒豆を味付けが終わり、荒熱が取れたら、容器に移し替えすぐに冷蔵庫に入れて冷やしてください。バットなどに移し変えたり、保存容器の下に保冷剤を置くと、早く食材が冷めます。
お鍋いっぱい作った黒豆は、火を止めても中心部まで冷めるのは時間がかかります。
常温で放っておく方もいるかと思いますが、最近は暖房で室内は意外と暖かいので、黒豆痛んでしまうこともあるのです。
お正月の時期は1年で一番寒い時期なので油断してしまいますが注意が必要です。
箸やスプーンを使いまわさない
さまざまな食材を重箱に詰めるので、保存容器から黒豆を取り出す時、他の食材を取るときに使った箸やスプーンを使ってしまう。なんてこともありますね。
お箸やスプーンを使い回すと、他のおかずに味と一緒に雑菌も移ってしまいます。
黒豆専用のお箸を使ったり、やむなく使いまわす時は、一度キッチンペーパーで箸の先を拭いてから取り分けると良いでしょう。
火入れをする
保存しているときは、殺菌のために毎日1回火入れをしましょう。やり方は、黒豆をなべに入れて、火にかけます。沸騰し始めて1分ほどたったら火を止めます。
粗熱が取れたら、冷凍容器に戻しましょう。沸騰している時間が長いと、煮汁が煮詰まってしまうので、注意が必要です。
冷凍保存もおすすめ!
29日に作ってもやっぱり痛まないか心配。。。特にお子さんに食べさせるなら尚更ですよね。
そんな方には「冷凍保存」をおすすめします。黒豆を作って、汁ごと冷凍しましょう。小分けにしておくと便利ですね。冷凍保存で2週間もちます。12月29日より前にゆっくり作るのもアリですね。
実はこの冷凍保存は、実は煮ただけの黒豆よりも柔らかくなります。凍った豆の中の水分が膨張し、豆の繊維が壊れていきます。壊れた繊維に味が染み込むので柔らかくなるのです。
私はある程度硬い黒豆が好きなので、煮ただけの黒豆を作りますが、柔らかい豆が好きという方は、一度やってみてください。
ただし2週間以上保存すると、柔らかすぎて豆が崩れてくるので注意が必要です。
食べる時は自然解凍か、電子レンジで解凍した後、鍋で一度加熱してください。
黒豆のアレンジレシピ3選
おいしい黒豆ですが、「同じ味だと飽きてくる。。子どももおせちの黒豆は食べないの。。」という方へ黒豆のアレンジ料理を3つご紹介します。アレンジ料理で黒豆を残さず食べましょう。
カレーやハンバーグに混ぜる
いつも作っているカレーやハンバーグに黒豆を混ぜてみましょう。細かく刻んで入れれば、あまり目立たないですね。黒豆の甘い味は全く気になりません。
黒豆餅
餅に黒豆を混ぜて食べてみましょう。醤油をかけると、甘じょっぱくて美味しいですよ。
材料
- 黒豆
- 餅
- 水
- 片栗粉
作り方
- 餅1個につき、水大さじ2をかけて、電子レンジで40秒加熱します。
- とろとろの柔らかいお餅になるので、そこに黒豆を混ぜます。
- 片栗粉でまぶして食べやすい大きさに丸めます。
黒豆あん
いつも小豆でつくるあんこを、黒豆で作ってみましょう。トーストに塗って美味しいあんトーストが楽しめます。
材料
- 黒豆
- 水
- 砂糖
- 本みりん
作り方
- 鍋に黒豆と黒豆がかぶるくらいの水を入れ、火にかけます。
- 豆が柔らかくなったら、火を止めてヘラでつぶします。
- 砂糖、みりんで味を調えます。
まとめ
黒豆を作るベストタイミングは12月29日です。ただし、注意点を守って作ることが大事です。
作るときの注意点として容器の消毒や粗熱が取れた後冷蔵庫に入れることがあります。保存のときの注意点として火入れ、箸やスプーンを使い回さないということがあります。
冷凍保存も豆が柔らかくなるのでおすすめですよ。お正月には美味しい黒豆をぜひ楽しんでくださいね。