レシピに「だし汁200ml」とだけ書いてあると、地味に困りますよね。
結論から言うと、合わせだしは「水に対して昆布は約1%」が作りやすい目安です。かつお節は好みで増減できます。
この記事では、200ml・400ml・1Lをすぐ作れる早見表と、失敗しにくい手順をまとめます(時短版や保存の目安も)。
まずは早見表:何ml欲しい?材料を逆算
合わせだし(昆布+かつお節)は、レシピや家庭の好みで分量に幅があります。
そこでこの記事では、家庭で扱いやすい「目安」を先に表にしました。まずは“必要量から逆算”して、迷いを減らしましょう。
| できあがり目安 | 水 | 昆布(目安) | かつお節(目安) | 向いている料理 |
|---|---|---|---|---|
| 200ml | 250mlくらい(※煮詰まり分) | 2〜3g | 3〜5g | お吸い物・味噌汁1〜2杯 |
| 400ml | 450〜500ml | 5g | 6〜10g | 味噌汁2〜3杯、煮物少量 |
| 1L | 1,000ml | 10g | 10〜20g | 作り置き、鍋・煮物 |
- 昆布の目安は「水に対して約1%」で考えるとラクです。
- かつお節は、香りを強くしたいほど多めにしてOK。迷ったら「中間(例:1Lなら15g前後)」から始めると調整しやすいです。
次は、雑味を出しにくい「基本の作り方(昆布→かつお節)」を、手順でわかりやすく整理します。
基本の作り方:合わせだし(昆布→かつお節)
ここは「味のブレ」が出やすいポイントです。
でも大丈夫。昆布は沸騰させない、かつお節は煮立てすぎない、この2つを守るだけで失敗がグッと減ります。
手順(失敗しにくい王道)
- 昆布をさっと整える
昆布の表面が気になるときは、固くしぼった布やキッチンペーパーで軽く拭く程度でOKです。
※白い粉はうま味成分の一部とされるので、ゴシゴシ洗いは避けると安心です。 - 水に浸ける(30分〜)
鍋に水と昆布を入れ、しばらく置いてから火にかけます。時間があるほど、だしが出やすくなります。 - 中火にかけ、沸騰直前で昆布を引き上げる
鍋の底から小さな泡が上がりはじめたら、昆布を取り出します。
グラグラ沸かす前に出すのがコツです。 - 沸騰したら火を止め、かつお節を入れて1〜2分待つ
昆布を外したら、いったん沸騰させて火を止めます。
かつお節を入れたら触りすぎず、沈むのを待ちます。 - 布・キッチンペーパーで静かにこす(絞らない)
ザルにキッチンペーパーを敷いて、自然に落とします。
絞ると雑味が出やすいので、押さえつけないのがポイントです。
道具はこれだけでOK
- 鍋(小鍋でもOK)
- ザル
- キッチンペーパー(またはだしこし布)
- 計量カップ(ざっくりでOK)
次は、よくある「あるある失敗」を表でまとめて、さらに安定して作れるコツを整理します。
よくある失敗を防ぐ「3つのコツ」
合わせだしはシンプルな分、ちょっとした違いで味が変わりやすいです。
先に「つまずきやすいところ」を表で押さえておくと、だしが安定します。
| つまずきポイント | 起きやすいこと | 回避のコツ |
|---|---|---|
| 昆布をグラグラ煮る | ぬめり・風味のクセが出やすい | 沸騰直前で昆布を引き上げる |
| かつお節を煮立て続ける | 雑味が出やすい | 沸騰→火を止めて投入、短時間でこす |
| こすときにギュッと絞る | えぐみっぽさが出やすい | 自然に落とす(押さえつけない) |
味の微調整はここで決まる
- 薄いと感じたら:次回、かつお節を少し増やす(+1〜3gから)
- 香りを強めたい:こすまでの待ち時間を少し長めに(+30秒〜)
- 濃すぎたら:水で割って使う(煮物や味噌汁なら調整しやすい)
次は、「毎回ちゃんと鍋で取るのは大変…」という方向けに、1杯分・レンジ・水出しの時短パターンをまとめます。
時短で作りたい人へ:1杯分だけ取る方法
「毎回ちゃんと鍋でだしを取るのは大変…」という日、ありますよね。
そんなときは、“目的に合わせて手を抜く”のがコツです。ここでは家庭でやりやすい時短パターンを3つまとめます。
① 1杯分だけ:茶こしで“かつおだし”
- 向いている:味噌汁1杯・お吸い物・うどんのつゆなど
- やり方:茶こしにかつお節を入れて、カップにのせ、熱湯を注ぐ
- コツ:ゴシゴシ押さない(雑味が出やすい)
「今日はとにかく急ぎ!」のときに、いちばんラクな方法です。
② レンジで時短:少量の“かつお昆布だし”
- 向いている:2人分くらいの汁物、少量の煮物
- やり方:耐熱容器に水+昆布を入れて加熱し、取り出してからかつお節を入れてこす
- コツ:加熱しすぎない/吹きこぼれ注意
鍋を使わないので、洗い物を減らしたい日に便利です。
③ ほぼ放置:冷蔵庫で“水出し”
- 向いている:作り置き、翌日の味噌汁や煮物
- やり方:ピッチャーに水+昆布+かつお節(またはだしパック)を入れて冷蔵庫へ
- 目安:一晩(8〜10時間くらい)
- コツ:材料は翌日取り出す(入れっぱなしにしない)
火を使わないので、忙しい日の“仕込み”として強い味方です。
次は、昆布やかつお節の「どれを買えばいい?」で迷わないように、選び方をやさしく整理します。
昆布と削り節、どれを買えばいい?
だし作りで迷うのが、材料の種類です。
でも最初は、あれこれ深掘りしなくて大丈夫。「家庭で扱いやすいもの」を選ぶだけで、十分おいしく作れます。
昆布:迷ったら「だし昆布」表記でOK
昆布は種類によって、うま味の出方や香りに違いがあります。
ただ、スーパーで買うならまずは「だし昆布」と書かれているものでOKです。
- やさしい味にしたい:クセの少ないタイプ(だし昆布として売られているもの)
- 上品にしたい:真昆布系(上品なだしになりやすい)
- 香りを立たせたい:利尻・羅臼系(風味が強めになりやすい)
最初は「これを買えば正解!」より、自分の家の味の方向を見つけるのが近道です。
かつお節:だし取りには「薄削り」が扱いやすい
かつお節も種類が多いですが、だし取り用なら薄削り(花かつお)が使いやすいです。
- 香りが欲しい:花かつお(薄削り)を少し多めに
- 雑味を減らしたい:入れたら煮立てず、短時間でこす
- とにかく手軽に:だしパックも選択肢(忙しい日の保険)
「材料を変える前に」試してほしいこと
味が決まらないとき、先に材料を疑いがちですが…
実は、火加減とこし方で味が整うことが多いです。
- 昆布は沸騰させない(沸騰直前で引き上げる)
- かつお節は煮立てすぎない(火を止めて入れる)
- こすときは絞らない(自然に落とす)
次は、作っただしをムダにしないために「保存の目安(冷蔵・冷凍)」を表でわかりやすくまとめます。
保存の目安:作り置きは“短め”が安心
手作りだしは保存料が入っていないので、長期保存には向きません。
基本は「冷蔵は短め」、たくさん作ったら「冷凍で小分け」が安心です。
保存の目安(早見表)
| 保存方法 | 目安 | コツ |
|---|---|---|
| 冷蔵 | 2日程度 | よく冷ましてから、清潔な密閉容器へ |
| 冷凍 | 〜3週間目安 | 製氷皿で小分け→凍ったら袋へ(匂い移り注意) |
冷蔵保存のコツ
- 温かいままフタをしない:結露で傷みやすくなるので、しっかり冷ましてから
- 清潔な容器を使う:口をつけたスプーンを入れない(地味に大事)
- におい・ぬめりが出たら使わない:迷ったら処分が安全
冷凍保存のコツ(おすすめ)
「ちょっとだけ使いたい」場面が多いなら、製氷皿が便利です。
- だしをしっかり冷ます
- 製氷皿に入れて凍らせる
- 凍ったらフリーザーバッグに移す(できれば空気を抜く)
- おすすめ用途:味噌汁・煮物・炊き込みごはん・うどんつゆ
- 注意:冷凍庫の匂い移りを防ぐため、密閉をしっかり
次は最後に、記事の要点を短くまとめます。
まとめ
- 「だし汁200ml」問題は、早見表で“必要量から逆算”すると一気にラクになります。
- 失敗を減らすコツは3つ。昆布を沸騰させない/かつお節は煮立てすぎない/こすときに絞らない。
- 作り置きは冷蔵2日を目安に早めに使い切り、多いときは冷凍で小分けが安心です。


