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残ガスありの使い捨てライターの安全な廃棄方法

使い捨てライターは、低価格で手に入りやすいため、いつの間にか家に大量に蓄積してしまうことがあります。

多くの人が正しい廃棄方法を知らない中で、特にガスが残った状態での廃棄は、火災のリスクを伴い非常に危険です。

適切なガスの抜き方が分からない場合も多く、安全に処理する正しい方法を知っておくことが大切です。

この記事では、使い捨てライターに残ったガスを安全かつ効率的に処分する方法を詳しく解説します。

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使い捨てライターの安全な廃棄手順

使い捨てライターには「圧縮ガス」が充填されています。

中身が残った状態で処分すると、火事や爆発の危険性があるため、非常に危険です。

廃棄する前に、ライター内のガスを完全に使い切るか、安全なガス抜きを実施することが推奨されます。

また、廃棄の際には正しい分別方法を把握し、適切に処理することが必要です。

使い捨てライターからガスを抜く正しい方法

使い捨てライターを安全に廃棄するためには、ガスを抜く作業が必要です。

以下で、ガスを抜くために必要なアイテムとその手順を詳しくご説明します。

この方法を正しく実施することで、危険な事故を防ぎ、安全に廃棄ができます。

必要な道具

ガムテープまたは輪ゴム (レバー固定用)

ガス抜きの手順と注意事項

  1. レバーの固定 ライターの操作レバーをガムテープや輪ゴムで下方向に押し固定し、ガスが抜ける際の音が聞こえるかを確認してください。
  2. 炎の調整 炎の調整レバーを「+」方向に最大限に動かし、ガスを完全に抜き切ります。

※注意事項

  1. ガス抜き作業は屋外で行う 密閉された室内ではなく、換気の良い屋外で行ってください。ガスの残量が多い場合、作業には半日から1日かかることがありますので、定期的に安全確認を行いましょう。
  2. ガスの抜け具合の確認 最後にライターの着火試験をして、ガスが抜けているかを確認します。炎が上がらなければ、ガス抜きは成功です。
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ガス抜きが困難なライターの対処法

通常のガムテープや輪ゴムを使用した方法ではガス抜きができない場合があります。

以下のような場合、ガス抜きができないことがあります。

  • 操作レバーを押してもガスの音がしない
  • レバーが故障している

操作レバーが機能しないときは、屋外でタオルを湿らせてライターを包み込み、ハンマーで慎重に叩いて割る方法があります。

この方法でガスがタオルに吸収されます。

(注意)使ったタオルは、燃えるゴミとして適切に処理してください。

また、専門の不用品回収業者に処分を依頼することも可能です。

処分方法について不明な点があれば、地域の自治体に連絡して、適切な方法を確認するのが良いでしょう。

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適切な分別を怠ると起こる使い捨てライターの危険

使い捨てライターを正しく分別せずに廃棄すると、ゴミ収集車内で圧縮される際にライターが破裂し、ガス漏れが起こり火災を引き起こす可能性があります。

実際に、国内の多くのゴミ収集車で毎年このような火災事故が報告されています。

正しい廃棄方法を守ることで、ゴミ収集作業員の安全はもちろん、地域社会の安全も守ることができます。

適切な処理を心がけ、事故のない安全な社会を目指しましょう。