母乳で育てたいと願うママはたくさんいますが、母乳の良さってあるの?母乳がなぜ良いのか?母乳あげることによって赤ちゃんへの効果やママへの影響はあるのかな?ミルクと何が違うのかな?いろいろな疑問がありますよね?
母乳が良い理由を5つあげました。私は母乳で3人育てましたが、母乳の良さってたくさんあるんだなぁと改めて感じました。
母乳の良さってなに?
母乳の良さを5つあげます。母乳の良さ(メリット)で特に重要だなあと、実感したことです。
母乳は消化吸収がよく栄養豊富
ミルクは胃液で硬くなり消化が悪くなることがあるのですが、母乳にはその心配がありません。ミルクよりも消化吸収にすぐれています。
ミルクも研究が進んでよいものがたくさんあるのですが、それでも母乳に及ばないところがあります。
・乳糖
・脂肪
・タンパク質
・カルシウム
・ビタミン
など…100種類以上の栄養が含まれていると言われます
赤ちゃんが成長するのに必要な成分が過不足なく含まれています。
しかも、母乳はこの栄養成分が赤ちゃんに消化吸収されやすい形になっています。
そして、人間の母乳の成分は他の動物と比べると乳糖がたくさん含まれています。
なぜかというと、人間の赤ちゃんは他の動物と比べると脳が大きく、生後の赤ちゃんの脳は急発達します。脳の発達にはたくさんのエネルギーが必要なので「乳糖」が重要な栄養素なんです。
その乳糖が母乳にはたくさん含まれているなんて、母乳ってホントにうまくできてますね。
母乳は1回の授乳で成分が変化する
1回の授乳中で母乳の成分が変化します。(さっぱり味⇒こってり味に変化)
最初おっぱいの中にたまっていた母乳は、さっぱりとした飲みやすい口当たりよい味。
それがなくなって、授乳中にどんどん作られる母乳は脂肪とミネラルが多くこってり味。この母乳を飲むことで赤ちゃんに満腹だと感じさせます。
赤ちゃんは母乳の風味の違いも味わう
母乳の味はママの食べたものによって味やに匂いも変わるんです。赤ちゃんがその変化も味わうので、ママは赤ちゃんのためにも、いろんな美味しいものを食べましょうね♪
母乳は免疫物質を含んでいる
母乳には、ラクトフェリン、リゾチーム、白血球などたくさんの体を守る物質が含まれます。
中でも、母乳にはミルクに添加できないIgA(免疫グロブリンA)が含まれています。
IgA(免疫グロブリンA):ママの母乳からもらう免疫物質
母乳を飲む赤ちゃんは、病原菌やウイルスから二重の免疫物質で守られているんですね。
初乳が大切
赤ちゃんが生まれてすぐに出る黄色っぽく粘り気のあるお乳。これを初乳といい、とっても大切。
初乳には免疫物質IgAや白血球が多く含まれます。
また、初乳は胎便の排出を早めます。初乳を回数多く飲ませることで、赤ちゃんの黄疸の予防にも意味があると言われています。
※胎便には新生児の黄疸の原因となるビリルビンが多く含まれる
母乳とアレルギー
最近、厚生労働省が「母乳によるアレルギーの予防効果はない」と発表したようです。参考:NIKKEI STYLE(日経スタイル)
私が出産したときは、「母乳はアレルギーにならないんだよ~」みたいなことも耳にしたような気がしますが、「母乳によるアレルギーの予防効果はない」そうです。
母乳による子どものアレルギーの予防効果はないとされたが、都立小児総合医療センターの成田雅美医長は「栄養面などを考えた場合、母乳による育児が最良の選択肢であることは大前提」と強調する。
母乳だけで育ててもアレルギーがおきることもあります。
ママが食べたものが母乳に影響して、赤ちゃんに症状がでる場合があります。赤ちゃんに異常を感じたらすぐにお医者さんに相談してください。
母乳あげることでママの体の回復を早める
授乳によって分泌されるオキシトシンというホルモンは産後の子宮の収縮を助け、回復を早めます。
そしてもう一つ、プロラクチンというホルモンは、ママの気持ちを落ち着かせる自然の精神安定剤。
また、個人差はあるので期間は人それぞれですが、母乳を飲ませている間は授乳性無月経になります。なのでその間は、血液を失うことが無く疲れ方が少ないんです。やっぱり血を失うのは体力に影響あるんですね~。
余談ですが、私は長男出産後は1年以上も無月経でした。さすがに心配になりましたが、3人子供を授かりました。長男は1歳8か月で卒乳。
嬉しいことに、妊娠中にママの体についた脂肪も母乳にフル活用されるので産後の体形戻しにも、授乳は効果的ですね。
授乳は赤ちゃんとスキンシップ、健康チェックもできる
赤ちゃんに母乳を与えることで、簡単にスキンシップをとることができます
赤ちゃんはママの胸に抱かれて安らぎを感じ、ママもまた安らぎを感じます。スキンシップで満足感、安心感を与えることが赤ちゃんの成長にとても大切。ミルクでももちろんスキンシップは可能ですが、授乳はより簡単にスキンシップをとることができます。
また、赤ちゃんを抱き授乳することで、赤ちゃんの体温の変化(発熱など)を感じやすく、健康チェックにもなりますね。
母乳で育てると経済的で手間もない
赤ちゃん用のミルクって高くないですか?結構出費になりますよね?
ミルクメーカーの公式ホームページで調べたところ、
赤ちゃんが1日に500mlぐらい飲むようになると810gの大缶が12日くらいで無くなるようです。810gのミルクの相場は2,000円前後だと思います。
それに比べたら、母乳はタダ!?ですから、経済的です。
しかも、母乳なら添い寝で授乳(添い乳)もできますね。私は、これがとてもラクでしたよ~。夜中に起きて授乳も大変ですが、布団から起き上がってミルクを作るのはもっと大変でした。
さらに母乳ならば、哺乳瓶を洗ったり消毒しなくていい。ずぼらなママ(私)には嬉しかったです。母乳ってめんどくさくないし、経済的ですよっ。
ういたミルク代は、良い母乳を出すためにおいしい食事に還元しましょう~(^^♪
母乳の良さ【まとめ】
母乳の良さ5つご紹介しました。
・母乳は免疫物質を含んでいる
・母乳あげることでママの体の回復を早める
・授乳は赤ちゃんとスキンシップ、健康チェックもできる
・母乳で育てると経済的で手間もない
母乳にはいろんなメリットがありますが、中でも私は「経済的で、なおかつラク!」なので母乳がいいなぁっと思います(^^♪
夜中にミルクを作らなくていいのは本当にありがたいですよ~。
おいしくて体に良いものをたくさんものを食べて、赤ちゃんにもおいしい母乳をあげましょう♪
でもね、
ミルクが必要なとき、ミルクに頼りたいときはミルクだっていいんですよ!
無理に母乳だけ!!って決めると大変ですし、ストレスがたまりますので。
最近は粉ミルクだけでなく、もっと便利に使える液体ミルクもあります。
それを利用してもいいかもしれません。
液体ミルクはすでに常温なので、熱湯で粉ミルクを溶かして常温にするひと手間がはぶけます。おでかけの時にもラクです。
母乳は良いとは思いますが、母乳にこだわり過ぎてストレスになるのは良くないので、そんな時はミルクも上手に使ってくださいね。
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