もうすぐ桃の節句。女の子にとっては特別な日。女の子が生まれたおうちでは、雛人形をどれにしようか悩みますよね。でも。それ以前に問題なのは、収納問題。
私の友人はマンション暮らしです。友人がマンション暮らしの雛人形の収納について調べてくれました。
以下(↓)は友人のお話です。ぜひ参考にしてみてください。
【ここから下は友人のお話です】
私の家はマンションで収納が少ないので、雛人形を買ってもどこにしまえばいいのか、旦那と何度も話し合いました。
どうせならいいものを買ってあげたいのですが、収納できないと困ってしまいますもんね。
そんなマンション住まいの方でも、もう困らない雛人形の種類や収納について紹介します。
マンション住まいのあなたにおすすめの雛人形
雛人形というと、5段や7段のものを思い浮かべませんか?その方が確かに立派ですよね。
でも実際に、5段や7段もあると、収納問題もそうですが、出すのも片付けるのも一苦労。収納スペースに困っている方ならなおさら避けたいところだと思います。
ある統計によると、「めんどくさい」「時間がかかる」という理由で雛人形を持っているのに毎年飾っていない家庭が半数以上あるそうですよ。これではせっかく買ったのにもったいないですよね。
そんなあなたには「収納飾りの雛人形」をおすすめします。これは、飾り台になっている箱にすべての人形、道具が収納できる雛人形のことを言うんです。
メリットとして
- 出し入れがとても簡単で楽!女性一人でも全然苦になりません。
- クローゼット収納が余裕で収納場所に困らない。
などがあります。
「少し迫力がかけるのではないのか」「しょぼくなってしまうのではないか」と考えているあなた、そんなことありません。迫力があって立派な雛人形です。
ものによっては収納飾りの雛人形で3段の雛人形もあるそうです。これであれば毎年飾るのにも苦にならないと思います。ぜひ検討してみてください。
雛人形の収納場所の条件とは?
せっかく買ったのに適した管理ができていなければ、カビなどが生えて台無しになってしまいます。
そんなことにならないように「顔や身体にヒビや剥がれがおきない」「カビや結露が発生しない」「シミやダニなど虫の害が出にくい」を重点において収納場所を決めることが必要です。
風通しが良く、湿気の少ない場所であること
湿気はカビや結露を発生させます。雛人形には大敵です。窓のそばや水回りに近い所など湿気の多い場所は避けましょう。
乾燥しすぎていない環境
ひびわれをおこす可能性があります。ヒーターやエアコンの風が直接あたるような位置もNG。適度に風通しがよく、湿気の少ない場所を選びます。
大きな寒暖差がない
木材でできている部分にゆがみが出たり、胡粉仕上げの顔に割れや剥がれが起きる可能性があります。外壁に面した納戸や土間、窓の近くなど寒暖差の大きい場所は、収納に適していません。
直射日光が当たらない
雛人形の衣裳などに使われている絹は、直射日光に当たると劣化する恐れがあります。
日当たりのいいリビングやベランダ近くも収納には不向きです。日の当たるダッシュボードの上などに置きっぱなしにするのもおすすめできません。
きれいに保つための一工夫を紹介
せっかく雛人形を買うのであれば、ずっと綺麗に保管したいですよね。
そのためには、一年中家の中に置きっぱなしにするのではなく、夏を越えて秋の晴れている日に一度雛人形を出し、点検し、半日程度陰干しにすることです。
この作業は、確かにちょっと面倒臭いんですが、実践することによってカビの発生を予防することができます。少しの苦労できれいな状態で雛人形を保つことが出来るのです。
秋なので季節外になりますが、大掃除の一つとして頑張ってみるのはいかがでしょうか。
雛人形の収納場所とは?マンション住まいの人に聞いてみた!
上記のことを踏まえ、やはり雛人形の保管場所については湿気が比較的少なく、乾燥しすぎない「押入上段」や「天袋」が最適といわれています。
でも実際はどうなのか、同じマンションに住んでいるママ友さんにも聞いてみました。そもそもマンションに「押入上段」や「天袋」ってなかなかなかったりしますよね。
聞き込みの結果、多くの人が「クローゼットの上段」と答えてくれました。ちなみに私の家もクローゼットの上段に置いています。
うちも購入してから何年か経ちますが、現在もきれいな状態で保つことが出来ています。
ちなみに、ご紹介したような場所がなく、納戸やウォークインクローゼットに置く場合は、壁が結露しない場所かどうかチェックする必要があります。
また床置きするとホコリがたまったり、湿気でカビが生えてしまったりするので、高めの場所に置くのがおすすめです。
マンションで雛人形を収納する時のコツとは?
収納スペースが少ないマンションでは、上記のようにクローゼットに収納する人が多いと思います。
そのときについついやってしまうのが、雛人形の箱をクローゼットの奥の見えないところにしまい込んでしまうことです。奥にしまい込んでいると、飾るときにまず前にあるものをいったん出さなくてはいけないですし、はっきし言って面倒ですよね。
そこで「すぐ使えてすぐ戻せる」ことを意識し、雛人形が入った箱の上や前には物を置かないことをおすすめします。
このようにすることで、収納ボックスの周りにも空気が通り、湿気予防にもなることから一石二鳥になりますよ。
また、購入時の段ボールは捨てて、小分けにして収納することもポイントです。雛人形を買ったときに入っていた段ボールを、ついついそのまま使ってしまいがちですよね。私もそうでした。
結局箱が大きすぎてクローゼットの大部分を占拠してしまい、収納がうまくいかなくなってしまいました。その時に思い切ってダンボールを捨てて小分けできる収納ボックスを使う事にしました。
コンパクトに収納でき、出し入れも簡単になるのでストレスもなくなります。収納ボックスの素材は、通気性が良く防虫効果も期待できる桐の箱が良いとされています。
雛人形購入の際に人形屋さんにおいてあると思うので見てみてください。
防虫剤は人形専用!衣類用だとダメな理由とは?
収納する際に人形を収納ボックスに入れ、人形の間に詰め紙を入れます。その後全体を和紙などの柔らかい紙で覆い、和紙の上に防虫剤を置くことが一般的です。
衣類用の防虫剤は、人形の衣装に使用している金銀糸と化学反応を起こす可能性があります。必ず「人形専用の防虫剤」を選ぶことを間違えないようにしてください。
防虫剤を入れるときは人形に直接触れないよう注意が必要です。
まとめ
収納するときのポイントを押さえておけば、マンションでも十分に雛人形を保管できます。せっかく買った雛人形をきれいな状況で保てるように参考にしてみてください。
雛人形は親から子、孫へと受け継がれられることも多いです。長く、ずっと大切に使い続けられるように、そして毎年飾ることができるように、ぜひ参考にしてみてください。