記事内に広告が含まれています。

金閣寺の観光ガイド:見るべきポイント、拝観時間と所要時間

室町時代に足利義満によって建てられた金閣寺は、歴史ある美しい寺院です。もともとは「鹿苑寺(ろくおんじ)」として知られ、足利義満の私邸であった北山亭が、彼の死後、遺志により禅宗の寺院に改められました。

金閣寺、すなわち鹿苑寺は、臨済宗相国寺派に属し、銀閣寺と同じ宗派に属しています。住職の有馬頼底さんが両寺を司っています。銀閣寺が控えめな魅力を持つのに対し、金閣寺はその華やかさで知られています。

この記事では、金閣寺を訪れる際の重要な情報をご紹介します。

  • 開門時間と拝観料
  • 金閣寺全部を回ったときの見学所要時間
  • 金閣寺の主な見どころとその見学所要時間

スポンサーリンク

\今売れてる【2025カレンダー】はこれ!/ 楽天ランキングページはこちら<PR>

金閣寺の観覧ガイド:時間と料金

観覧時間について

観覧時間:朝9時~夕方5時まで

年中無休です。

金閣寺へは開門時間内にのみアクセスが可能です。

最終入場は午後4時半ですが、その後の入場は急いで観覧することになりますので、午後4時までには入場することを推奨します。

拝観料

  • 一般(高校生以上):500円
  • 小学生・中学生:300円

※団体割引はありません。ただし、30名以上の場合は団体として拝観します。

金閣寺の入場券はお札です。

  • 大人用:開運招福や家庭の平安を願うお札
  • 学生用:学業成就や交通安全を願うお札

お札は自宅に持ち帰り、柱の上など高くて東か南を向く位置に貼るのが一般的です。使用後のお札は、設置されている回収箱に入れることもできます。

所要時間の目安

軽く回る:約50分

所定のルートを効率的に進めば、約50分が必要です。

急ぐ場合も、最低40分は見込むべきです。

ルートは事前に決定されており、主要な見どころを省略することはできません。

体験重視の見学:約1時間30分

鐘をつく、写真を撮る、お守りやおみくじを引く、抹茶を楽しむなど、様々な体験を加えることで約1時間半が適当です。

さらに、写経体験を希望する場合は、15分程度の追加時間を見積もるとよいでしょう。

スポンサーリンク

金閣寺のハイライトと体験時間

金閣寺は、修学旅行生や海外からの観光客にも大変人気のある観光地です。敷地が広く設計されているため、混雑を感じることなく快適に観光を楽しむことができます。ここでは、特に見逃せないスポットと各体験に要する時間について紹介します。

鐘楼での鐘打ち体験

本堂の近くにある鐘楼には、鎌倉時代に作られた重要な梵鐘が設置されています。ここで鐘を打つ体験ができます。

  • 開催日:週末のみ
  • 時間:朝9時から午後4時30分まで
  • 料金:200円

鐘を打つのにかかる時間は約30秒で、待ち時間も比較的短いです。

庫裏での写経体験

庫裏では、受付の隣で写経を体験することができます。昭和時代までこの場所は僧侶の生活空間や厨房として利用されていました。

  • 受付時間:朝9時から午後4時
  • 料金:1,000円
  • 所要時間:15分から60分

※提供される写経文と写経にかかる時間

  • 四弘請願文:15分
  • 延命十句観音経:20分
  • 般若心経:60分

写経は心を落ち着かせる不思議な効果があります。

「陸舟の松」とその象徴性

「陸舟の松」とは、足利義満によって育てられた盆栽から成長した松のことで、その歴史は600年以上に及びます。

この松は白い砂を海、松を帆船に見立て、極楽浄土へ向かう象徴とされています。

訪れた際には、この美しい比喩を自らの目で確かめてみることをお勧めします。

金閣の舎利殿と撮影スポット

金閣の舎利殿を観る最適な場所は三箇所あります。

撮影には、通常5分から10分程度の時間が必要ですが、観光客が多い時にはもう少し時間がかかることがあります。

どの撮影スポットも金閣寺の美しさを背景に素晴らしい写真を残すことができるでしょう。

★★金閣寺:3つのおすすめ撮影ポイント★★

  • 撮影ポイント1:参拝門を出た直後
  • 撮影ポイント2:舎利殿の裏側から見る池や庭園
  • 撮影ポイント3:夕佳亭からのもう一つの視点
★金閣寺撮影ポイント1★ 参拝門直後の景観

参拝門を抜けた瞬間に、目の前に広がる壮大な金閣が現れます。ここは金閣寺の美しい写真を撮るには最適なスポットで、多くの訪問者が記念撮影を楽しんでいます。

ここからは逆さ金閣も撮影でき、池の鏡湖池と名付けられていることから、金閣が鏡のように湖面に映ります。天気の良い日には、水面に映る金閣の美しい姿を捉えることができるでしょう。

【舎利殿について】
舎利殿は三階建てで、各階に異なる建築様式が採用されています。一階は寝殿造りで、ここに金箔が施されていないのは、足利義満が武士の権威を象徴しています。

二階と三階は外内共に金箔で装飾され、二階は黒漆で仕上げられており、三階は仏界を象徴する金箔で覆われています。

★金閣寺撮影ポイント2★舎利殿の裏手、庭園と池からの景観

舎利殿の裏側からは、美しく配置された池泉回遊式庭園が望めます。

庭園は池を中心に設計されており、周囲を散策することで様々な景色を楽しむことができます。

庭園内には芦原島、鶴島、亀島などの小島が点在し、それぞれ独自の松が植えられています。

これらの石は過去に守護大名から奉納されたもので、各々に独特の名前が付けられています。

★金閣寺撮影ポイント3★夕佳亭から

この撮影ポイントは、園内を一周した後にある茶室「夕佳亭」で、ここからは金閣寺を異なる角度から眺めることができます。

訪問の終盤に位置し、新たな視点からの写真を撮ることが可能です。

また、このルートの終点近くにはお守り授与所があり、八角形の風水お守りや交通安全を願うキティちゃんのお守りなど、多彩な記念品を購入することができます。

茶の湧き水と伝説の水場

足利義満が茶を点てる際に使用したとされる「銀河泉(ぎんがせん)」と、

手洗い水として使われた「厳下水(がんかすい)」がありますが、現在は直接この水を使うことはできません。

また、小さな滝である「龍門の瀧(りゅうもんのたき)」もあり、滝には鯉の滝登りを象徴する「鯉魚石(りぎょせき)」が設置されています。

この石は、鯉が龍に変わる瞬間を表現しています。

道祖神とお地蔵様:賽銭のお供え

道祖神とお地蔵様の像が並ぶ道を歩くと、像の中央に位置する賽銭箱には訪問者がお金を投じています。

投げる際は仏像に直接当たらないよう注意が必要です。

安民沢と白蛇塚

静寂に包まれた「安民沢(あんみんざわ)」には注目の五重塔があります。

この「白蛇塚」と呼ばれる五重塔は、かつて金閣寺を所有していた西園寺家の守護神とされています。

白蛇は幸運をもたらし、富と繁栄をもたらすとされる神聖な生き物です。訪れる人々は自然と手を合わせて祈りを捧げることが多いです。

また、ここは昔から雨乞いの儀式が行われた水の神様の場所で、高所にありながら水源が尽きることがなかったと言われています。

夕佳亭での一枚

夕佳亭(せっかてい)は、江戸時代に建てられた数寄屋造りの茶室で、「夕日に映える金閣が美しい」という意味から名付けられました。

この茶室は金閣寺の撮影に最適なスポットとしても知られています。

茶室周辺は崖になっており、木々の間から金閣舎利殿を望むことができます。

四季の変わり目は、紅葉や桜、新緑が金閣を美しく彩り、訪問者にとっては特別な景色を提供します。

不動堂とおみくじ

不動堂で引くおみくじは、時に凶を含む現実的な結果が出ることもありますが、凶の結果が示すのは通常「今後の運気上昇」です。

一度運試しをしてみてはいかがでしょうか?

また、不動堂では一字写経の体験もできます。一文字100円で、所要時間は約5分です。

不動窯茶所での抹茶体験

旅の締めくくりとして、不動窯茶所で特製の抹茶と和菓子のセットはいかがでしょうか?ここで提供される落雁には、特有の金箔が施されています。

営業時間は朝9時から午後3時30分までで、抹茶セットは500円です。体験時間は約10分となっています。

スポンサーリンク

【まとめ】金閣寺訪問

金閣寺の敷地内は広く、設定された順路に従って回ることになります。以下が推奨される訪問時間です。

  • 軽く一周する場合:約50分
  • 見どころをじっくり楽しむ場合:約1時間30分

訪問では、舎利殿の観賞だけでなく、鐘を鳴らす体験や抹茶を楽しむ時間も計画に含めることが大切です。さらに、各スポットでの写真撮影も忘れないでくださいね。

特に印象に残った場所には時間をたっぷりと取りたいですね。