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収穫後のジャガイモ、保存中になぜ腐ってしまうのか?原因はこの5つ!?

愛情を込めて育てたジャガイモを収穫し、いつものように保管しても、すぐに傷んでしまうことがあります。

手間をかけて育てたジャガイモが腐ってしまうのは、本当に残念なことです。

では、収穫後のジャガイモがなぜ速やかに腐ってしまうのか、その理由を探ってみましょう。

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収穫後すぐに腐るジャガイモの不思議

ジャガイモは通常、長期保存が可能な野菜として知られています。

保存する際には、風通しの良い、暗くて涼しい場所が適しています。

しかし、梅雨や連続する雨の日など、湿度が高まる時期には、腐敗やカビが生じやすくなります。

十分に気を付けていても、突然腐ってしまうことがありますが、これには湿度や通気性の問題以外にも様々な原因があるのです。

ここでは、ジャガイモが腐ってしまうさまざまな原因について考察していきます。

 

1.雨季に収穫したジャガイモ

ジャガイモを収穫する際の気候や土の状態は、その後の保存期間での腐りやすさに大きく関わってきます。

理想としては、土が乾いており晴れが続く時期に収穫するのがベストです。

しかし、天気は予測が難しく、晴天を待っている間に収穫の適期を逃すこともあり得ます。

そんな時でも、なるべく土が乾いているタイミングを見計らって収穫することが普通です。

しかし、収穫時に土に水分が多いと、ジャガイモ自体も湿りがちになります。

さらに、湿った土は泥になりやすく、収穫したジャガイモの表面にくっつきやすくなります。

土の中には、土の質を良くする微生物だけでなく、ジャガイモを病気にする菌も含まれています。

特に新ジャガイモは皮が薄く、湿度が高い状態では傷みやすくなります。

このような条件のもとでは、病原菌を含む土がジャガイモに長く付着すると、腐りやすくなるのは避けられません。

雨季は避けようのないものですが、収穫は土ができる限り乾いている時を選び、ジャガイモを丁寧に扱って傷をつけないようにすることが大切です。

 

2.ジャガイモの傷と打撲の影響

ジャガイモはその内部に水分と栄養を豊富に蓄えており、この特性のおかげで時間が経過しても新たに芽を出すことができます。

しかし、表面に傷がつくと、そこから内部の水分が外に漏れ出てしまいます。

この水分漏れは、ジャガイモの湿った部分を外気にさらすことになり、それが細菌の増殖を促す主な原因となります。

また、ジャガイモが落ちたり、ぶつかったりして打撲を受けると、その打撲した部分が腐りやすくなります。

損傷や打撲を受けた直後に腐敗が始まるわけではないため、時間が経つにつれて徐々に症状が現れることがあります。

このため、最初は腐敗の原因がはっきりしないこともあります。

 

3.水洗い後の保管

収穫されたジャガイモには、晴天で収穫された場合でも、少し土が付着していることがあります。

この土は大抵、手で払い落とすだけで十分なのですが、一部の人は家に土を持ち込みたくないため、保管前にジャガイモを水で洗ってしまうことがあります。

しかし、晴れた日に、土が乾いている状態で収穫したジャガイモを保管前に洗うことで、雨の日に収穫したのと同じことになってしまう場合があります。

水で洗った後に表面の水分を拭き取っても、目に見えない水分が残ってしまうことがあるのです。

さらに、保管する際にジャガイモを積み重ねてしまうと、ジャガイモ同士が触れ合い、空気の流通が悪くなります。

部分的にジャガイモが乾きにくくなることがあり、これがカビや腐敗の原因になることがあります。

もしジャガイモに付着した土が気になる場合でも、手で軽く払い落とすだけが最良です。

また、保管前にはジャガイモの表面をしっかり乾燥させることが推奨されます。

 

4.収穫直後の天日干しの重要性

日光に当たることでジャガイモは緑化という現象を起こし、緑色に変わります。

この緑色に変わる部分には、有毒成分が含まれるため、通常は日光にさらすことを避けます。

ですが、収穫直後に限って、短期間の天日干しはジャガイモの乾燥を助ける役割を果たします。

ジャガイモを収穫した直後には、短時間だけ太陽の下に置くと良いです。

数時間の日光にさらすことは緑化を進めるほどではなく、むしろジャガイモの表面の水分を取り除くのに役立ちます。

この方法によって、ジャガイモの皮が硬くなり、表面についた土も落としやすくなります。

加えて、日光による短時間の乾燥は表面の殺菌にも効果的です。

天日干しをする際には、ジャガイモが均等に日光を受けるように、数時間ごとに転がすことが推奨されます。

 

5.炎天下での天日干しにも注意

天日干しが有効なのは確かですが、猛暑日の天日干しには少し注意が必要です。

猛暑日にジャガイモを収穫し、天日干しを行ったところ、土が熱すぎて、ジャガイモが煮えた状態になってしまい、保存中にすべて腐ってしまった事例があります。

最近は、夏が異常ともいえる暑さです。

ジャガイモは晴れが続いた日で、少し曇っているくらいの日に収穫するのが良いかも知れません。

特に、ジャガイモの収穫期が夏にさしかかる地域では、「ジャガイモの天日干し」にも、少し気を付けた方が良いでしょう。

 

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【まとめ】ジャガイモ収穫後、保存中に腐る原因

ジャガイモ収穫後、保存中に腐ってしまう原因は以下のどれかに当てはまっている場合があります。

  1. 雨の日、または土が湿っている状態で収穫してしまった
  2. ジャガイモに傷(打撲)を付けてしまった
  3. 保存前にジャガイモを洗ってしまった
  4. ジャガイモを天日干ししなかった
  5. 天日干し中にジャガイモが煮えてしまった(猛暑日により)

せっかく収穫したジャガイモ、腐らせないようにしたいですね。