カレーを作ったのに、食べてみたら「なんだか味が薄い…」ってこと、ありませんか?
水っぽいのか、塩気が足りないのか、コクがないのか。
原因が混ざっていると、何を足してもピンと来なくて焦りますよね。
でも大丈夫です。
味が薄いカレーは、「煮詰める → 塩分を足す → コクを足す」の順番で整えると、失敗しにくく一気においしくなります。

メーカー公式でも、煮込みでとろみを出す考え方や、塩・砂糖・ソースで味を整える目安が紹介されています。
この記事では、まず「薄い」のタイプを簡単に見分けてから、家にある調味料で立て直す方法を目的別にまとめます。
今日のカレー、ここからちゃんと復活させましょう。
まずは結論!薄いカレーは“この順番”で直す(最短ルート)

カレーの「味が薄い…」は、やみくもに何かを足すよりも、直す順番を守るほうが早く整います。
まずはこの3ステップ(失敗しにくい順)
① 煮詰める(フタなし)
「水分が多い薄さ」なら、まずこれ。調味料を足す前に、フタを外して少し煮詰めます。
※焦げないように混ぜながら。とろみがつかない時も、まず“煮込み”が基本です。
② 塩分を“少しずつ”足す(味を締める)
「ぼんやり薄い」は塩気不足が多め。少しずつ足して、味の輪郭を出します。
目安:5皿分で 塩:小さじ1/砂糖:小さじ2/ソース:小さじ1(ウスター推奨)
※一気に入れず、半量→混ぜる→1〜2分煮る→味見が安全です。
③ コクを足す(うま味・香り・油脂)
塩分が足りていても薄く感じるなら、コク不足の可能性。うま味・香り・油脂で仕上げます。
※おすすめ調味料は次セクション以降で、目的別にまとめます。
「水っぽい薄さ」なら、とろみ対処もアリ
煮詰めてもまだシャバシャバなら、ハウス食品が紹介している対処の考え方が分かりやすいです。
- 沸騰してから10分以上煮込む
- それでもダメなら、水溶き小麦粉(片栗粉・米粉)を少量ずつ
- さらに、すりおろしじゃがいもでリカバリー
次は、あなたのカレーが「水っぽいのか」「塩気が足りないのか」「コクが足りないのか」を一発で見分けるために、原因チェック表で整理していきます。
あなたのカレーはどれ?「薄い」の原因チェック表

「味が薄い」といっても、薄さのタイプは1つじゃありません。

ここを見分けるだけで、直し方が一気にラクになります。
まずは30秒チェック(味見のコツ)
- 「水っぽい?」 「味がボヤける?」 「香りが弱い?」を意識して味見する
- 味見は、できれば混ぜてから1〜2分煮た後(入れた直後より判断しやすい)
原因チェック表(当てはまる列から直す)
| 症状 | ありがちな原因 | 最初にやること(優先) | 次に効きやすい一手 |
|---|---|---|---|
| 水っぽくて薄い/シャバシャバ | 煮詰め不足・水分が多い | フタなしで煮詰める(混ぜながら) | それでもダメならとろみ対処(煮込み→必要なら水溶き粉など) |
| しょっぱさが足りない/全体がぼんやり | 塩分不足(ルウ・具の量に対して薄い) | 塩分を少量ずつ足す | 目安を参考にしつつ、少しずつ調整(入れたら軽く煮て味見) |
| 香りが弱い/カレーっぽさが立たない | 香り(スパイス感)不足・煮込みで香りが落ちた | まず塩分が足りているか確認 | 仕上げに香り系(追いカレー粉・ガラムマサラ等)を少量 |
| とろみはあるのに、なんか物足りない | コク(うま味・油脂・香り)不足 | 塩分を再チェック(足りないとコクも感じにくい) | コク足し(うま味・酸味・油脂)へ |
| 具は多いのに薄い/食べ進めるほど味が弱い | 具から水分が出て薄まっている/具とルウのバランス | 煮詰める → 塩分の順で調整 | それでも薄いならコク足しへ |
迷ったときの結論(もう一度)
- 水っぽい薄さ → まず煮詰める
- ぼんやり薄い → まず塩分
- 物足りない → コク足し
次は、ここで当たりをつけた原因に合わせて、失敗しにくい手順(基本編)を“そのまま真似できる形”でまとめます。
味が薄いカレーの直し方|失敗しにくい手順(基本編)
ここからは、味が薄いカレーを「迷子にしない」ための手順です。

ポイントは、「足す前に整える → 少しずつ足す → その都度なじませて味見」の流れ。
手順1:まずは“煮詰め”で土台を整える(フタなし)
こんな薄さに効きます:水っぽい/シャバシャバ/味が全体的にぼんやり
- フタを外す
- 弱めの中火〜弱火で、焦げないように混ぜながら煮詰める
- 味見は「混ぜてから」
※とろみ不足(=水っぽさ)の対処として、ハウス食品は「沸騰してから10分以上煮込む」をまず挙げています。
手順2:塩分を“少量ずつ”足して、味を締める
こんな薄さに効きます:しょっぱさが足りない/輪郭がない/ぼんやり
ここで一気に入れると、取り返しがつきにくいので“刻み”がコツです。
- まずは少量を加える
- よく混ぜる
- 1〜2分煮る → 味見(なじんで判断しやすい)
目安として、S&BのQ&Aでは「5皿分」で塩:小さじ1/砂糖:小さじ2/ソース:小さじ1(ウスター推奨)が紹介されています。
※この目安をそのままドンと入れず、まず半量から調整すると安全です。
手順3:それでも物足りないなら“コク足し”へ(次で詳しく)
こんな薄さに効きます:とろみはあるのに物足りない/香りが弱い/深みがない
ここで、うま味・酸味・香り・油脂のどれを足すかを選びます。具体例として「トマトペーストでコク」は、カゴメのレシピでもワンポイントとして紹介されています。
もし「水っぽさ」が強いときの最終リカバリー
煮詰めてもまだシャバい場合は、ハウス食品が次の対処を提案しています。
- 水溶き小麦粉(片栗粉・米粉)を少量ずつ
- すりおろしじゃがいもを加える
次は、いよいよ「おすすめ調味料」を目的別に紹介します。
“何を足せばいいか迷う”を、ここでスパッと解決します。
おすすめ調味料・隠し味(目的別)|「薄い」を立て直す

「煮詰め」「塩分調整」までやっても、まだ物足りない。

そんなときは、“何が足りない薄さか”で入れるものを変えるのが近道です。
まずは選び方(迷ったらここ)
- ぼんやり薄い → うま味系
- 単調で平たい → 酸味・甘み系
- カレーっぽさが弱い → 香り系
- 口当たりが軽い → まろやか(油脂)系
1)うま味を足す(「薄い」が変わりやすい)
おすすめ
- しょうゆ(香ばしさ+うま味)
- コンソメなどのスープの素(だしの底上げ)
- うま味調味料(ごく少量で輪郭が出る)
入れ方のコツ
少し入れて、混ぜて、1〜2分煮て、味見。しょうゆは入れすぎると和風に寄るので、まずはほんの少量から。
2)酸味・甘みで奥行きを出す(「単調」を解消)
おすすめ
- トマトペースト/トマトピューレ(酸味+うま味でコク)
- ケチャップ(甘み+酸味+香ばしさ)
- はちみつ(角が取れて食べやすい)
入れ方のコツ
まずは少量。甘み系は入れすぎると「甘いカレー」になりやすいです。トマト系は酸味が立つので、入れたら少し煮て丸くします。
3)香りを足す(「カレー感が弱い」を戻す)
おすすめ
- 追いカレー粉(風味の補強)
- ガラムマサラ/こしょう等(仕上げに香りを立てる)
入れ方のコツ
香り系は“入れた直後”より“少しなじんだ後”が判断しやすいです。入れすぎると粉っぽさや辛さが出るので、少量ずつ。
4)まろやかさ・満足感を足す(「軽い薄さ」を埋める)
おすすめ
- バター(仕上げに少量でコクが出やすい)
- 乳製品(好みで。入れすぎると味がぼやける場合も)
入れ方のコツ
まろやか系は「濃くする」より、薄さの体感を減らす方向に効きます。塩分が足りない状態で入れると、逆にぼんやりしやすいので注意。
目安がほしい人へ(公式の考え方)
「味をもう少ししっかり」に寄せたいとき、S&BのQ&Aでは5皿分での調整目安(塩・砂糖・ソース)も紹介されています。
※一気に入れず、半分→味見→微調整が安全です。
次は、せっかく整えた味を台無しにしないために、やりがちNG(薄いカレーを悪化させる行動)をまとめます。
やりがちNG|薄いカレーを“さらに薄くする”行動


せっかく味を整えようとしているのに、やり方次第では「薄い」「水っぽい」「ダマっぽい」を悪化させることがあります。
NG1:グツグツ沸騰したままルウを入れる
沸騰中にルウを入れると、溶けにくくダマになりやすく、とろみも付きにくくなることがあります。
対策:いったん火を止めて沸騰がおさまってからルウを入れ、よく溶かしてから再び火にかけて煮込みます。
NG2:とろみを付けたいのに、ふたをしたまま煮込む
ふたをすると水分が飛びにくく、結果的に水っぽさが残りやすくなります。
対策:「煮詰めたい」ときは基本ふたを外して調整。ふたをして時短したい場合は、水の量を少なめにします。
NG3:味見に使ったお玉(スプーン)を鍋に戻す
口をつけたお玉やスプーンを鍋に戻すと、唾液に含まれる成分の影響で、とろみが弱くなることがあります。
対策:味見は小皿に取り分けて、別のスプーンで。お玉やスプーンは鍋に戻さないのが安心です。
※もし戻してしまった場合でも、しっかり加熱・煮込みを続けると影響が出にくいケースもあります。
NG4:水分の多い具材を入れたのに、水の量をいつも通りにする
具材によっては水分量が増えて、とろみが付きにくく(=水っぽく)なることがあります。
対策:水分が出やすい具材を使うときは、水の量を少なめにして様子見。すでに水っぽい場合は、まず煮詰めてから味を調整します。
NG5:はちみつを入れるタイミングが遅い/煮込みが足りない
はちみつは入れ方によって、とろみに影響が出ることがあります。
対策:はちみつはルウの前に入れて、弱火〜中火でしっかり加熱してから仕上げます(入れたらすぐ火を止めない)。
おまけ:調味料を一気にドバッと入れるのも注意
「薄い!」と思ったときほど入れすぎが起きやすいので、少量ずつ→混ぜる→少し煮る→味見、の流れが安全です。
次は、「結局どれを足せばいい?」「しょっぱくしちゃった…」など、よくある疑問をQ&A形式で短くまとめます。
よくあるQ&A|「結局どうすればいい?」を最短で解決


ここでは、「薄いカレーあるある」の疑問を、迷わない順番でまとめます。当てはまるものだけ拾ってOKです。
Q1. 結局、何を足せばいいか分かりません…
A. 迷ったら、まずはこの順番です。
- 煮詰める(フタなし)
- 塩分を少しずつ足す
- コク足し(うま味・酸味・香り・油脂)
「水っぽい薄さ」を放置して足し算をすると、味が迷子になりやすいです。
Q2. ルウを追加したら早い?
A. 早いこともありますが、先に確認したいことがあります。
- 水っぽいなら、まず煮詰める(ルウを足しても薄さが残りやすい)
- 塩分が足りないだけなら、ルウ追加より調整が軽く済むことも多い
ルウ追加は“最終手段”にすると失敗しにくいです。
Q3. しょっぱくし過ぎました…どう戻す?
A. 「薄める」より先に、これがラクです。
- 具を足す(じゃがいも・にんじん等)
- 白ごはん量を少し増やす(意外と現実的)
- まろやか系(乳製品やバター)を少しで角を取る
水を足して薄める場合は、結果的に“また薄い”に戻りやすいので、最後に少しずつが安心です。
Q4. 甘くし過ぎたかも…
A. 甘みは後から引き算が難しいので、次で調整します。
- 酸味(トマト系)を少し
- 香り(こしょう・ガラムマサラ等)を少し
- 塩分が足りているか再チェック(足りないと甘く感じやすい)
Q5. 香りが弱いときは、何が一番効く?
A. 仕上げに「香り系」を少量が効きやすいです。
- 追いカレー粉
- ガラムマサラ
- こしょう
ただし、塩分不足だと香りも弱く感じるので、そこだけ先に確認すると外しにくいです。
Q6. とろみが出ません(シャバシャバ)
A. 多くは「煮込み不足」か「水分が多い」です。
まずはフタを外して煮詰め、それでも難しければ“とろみ対処”(水溶き粉など)を少量ずつ。
次は最後に、この記事の結論をぎゅっとまとめて「次に薄くしないコツ」まで短く整理します。
まとめ|薄いカレーは「順番」で直る。次に失敗しないコツも
最後に、この記事の結論だけギュッとまとめます。
薄いカレーを直す“基本の順番”
- フタを外して煮詰める(水っぽさを先に解消)
- 塩分を少量ずつ足す(味の輪郭を出す)
- コクを足す(うま味・酸味・香り・油脂から不足分を選ぶ)
この順番を守ると、「足したのに薄い…」の迷子が起きにくいです。
迷ったときの早見ポイント
- シャバシャバ → まず煮詰め
- ぼんやり → 塩分を少し
- 物足りない → コク足し(目的別に)
次に薄くしないためのコツ(作る前にできること)
- 水分の出やすい具材を多めに入れる日は、水の量を気持ち少なめにして様子を見る
- 調味料は一気に入れず、少量→混ぜる→少し煮る→味見
- 味見は小皿に取り分けて(スプーンを鍋に戻さないのが安心)
今日のカレーは、ここからでもちゃんと復活できます。

「水っぽい薄さ」「ぼんやり薄さ」「コク不足」――まずは自分のタイプを見分けて、1つずつ整えていきましょう。

